2022サッカーW杯スポンサー企業に注目

2022年11月30日

FIFAワールドカップカタール2022が盛り上がりを見せていますね。

 

強豪ドイツに逆転勝利し、歓喜に沸いた日本。続くコスタリカ戦は惜しくも敗退となってしまいましたが、スペイン戦の大一番も楽しみでなりません。

 

世界人口の約半分、35億人以上が観戦するといわれるサッカーワールドカップですから、ビジネスシーンのアイスブレイクや忘年会などの場で、話題に挙がることもあるでしょう。

 

今回のブログは、2022サッカーワールドカップのスポンサー企業に注目します。ビジネス会話の”小ネタ”にしてみてはいかがですか。

ワールドカップ

サッカーW杯スポンサーの種類

FIFAワールドカップのスポンサーには、次の3種類の契約形態があります。

 

・FIFAパートナー

・ワールドカップスポンサー

・リージョナルサポーター

FIFAパートナー

最上位ランクのスポンサーが「FIFAパートナー」。

 

全ての試合やイベントで広告を出す権利が与えられ、1業種につき1社しか契約できません。

 

競合他社に対して圧倒的な存在感を見せつけることができ、世界中に広告が流れますが、巨額のスポンサー料であることは言うまでもありません。

 

今回のカタール大会のFIFAパートナー企業は以下のとおり。

 

・アディダス/adidas(スポーツメーカー:ドイツ)

・コカ・コーラ/Coca Cola(飲料メーカー:アメリカ)

・大連万達グループ/WANDA(複合事業企業:中国)

・現代自動車グループ/Hyundai(自動車メーカー:韓国)

・カタール航空/Qatar Airways(航空会社:カタール)

・カタールエナジー/QatarEnergy(エネルギー関連企業:カタール)

・Visa(クレジットカード:アメリカ)

ワールドカップスポンサー

FIFAパートナーに次ぐランクの契約スポンサー「ワールドカップスポンサー」。

 

この契約はワールドカップに直接かかわる権利があり、4年間のFIFAロゴの使用権が与えられます。

 

スポンサー枠は最大8枠ありますが、今大会は以下の7社です。

 

・アンハイザー・ブッシュ・インベブ(バドワイザー)(ビール会社:ベルギー)

・Byju's(教育系IT企業:インド)

・クリプト・ドットコム(暗号通貨取引所運営会社:シンガポール)

・海信集団/ハイセンス(電機メーカー:中国)

・マクドナルド(ファーストフード:アメリカ)

・蒙牛乳業(乳製品企業:中国)

・Vivo(スマートフォンメーカー:中国)

リージョナルサポーター

リージョナルサポーターは、北中米、ヨーロッパ、中東とアフリカ、中東を除いたアジア(オセアニア含む)の5つの地域で、ワールドカップの広告の権利が与えられます。

 

それぞれの地域で1~4社ほどが契約しているため、FIFAパートナーやワールドカップスポンサーに比べると、リージョナルサポーター契約企業数は多いです。

 

観光局や銀行、お菓子メーカーなどのほか、ブロックチェーン開発企業やデジタルバンク運営企業などといった企業も名を連ねます。

サッカー

FIFAパートナーとW杯パートナー半数がアジア企業

2022サッカーワールドカップのFIFAパートナーとワールドカップパートナー全14社のうち7社がアジア企業。

 

なかでも中国が4社を占めており、中国の経済成長をワールドカップスポンサーからも垣間見ることができます。

 

FIFAパートナーである「大連万達グループ(ワンダ・グループ)は、中国で不動産や映画産業などを展開するコングロマリット企業。スペインのサッカーチーム「アトレティコ・マドリード」に出資するなど、サッカー界にも進出しています。今回のW杯で名を馳せ、今後さらに影響力が増していくかもしれません。

 

一方で日本企業はゼロ。リージョナルサポーターにも名前はありません。

 

もちろん広告の投資先はサッカーワールドカップだけではありませんが、円安や物価上昇が続く日本経済の未来を危惧する人も少なくないでしょう。

まとめ

2022サッカーワールドカップのスポンサーは、中国企業が存在感を増しています。中国資本の凄さを感じずにはいられません。

 

また私たちに日本人にとって聞き慣れない企業名も目にします。スポンサーから力をつけている世界企業や業種も見えてくることでしょう。

 

試合だけでなく、スポンサー企業などにも注目して、ワールドカップを楽しんでみてはいかがですか。