Chat GPTを上手に活用するコツ

2023年05月15日

話題のAIチャットボット「Chat GPT」。

 

2022年11月末にリリースし、わずか5日でユーザー数が100万人達成。その後2ヶ月で利用者が1億人を超えるなど、瞬く間に世界中に広がりました。

 

当ブログ読者の皆さんのなかにも、すでに利用されている方も多いのではないでしょうか。

 

今回はChat GPTを上手に活用するコツをお伝えします。「なかなか求めている回答が出ない」という人は、ぜひ参考にしてください。

chatgpt

Chat GPTとは

Chat GPTとは、普段使っているチャットアプリやメッセージアプリのように、テキストベースでの会話を行うことができる、対話型AIチャットボットです。

 

入力された質問に対し、インターネット上の膨大なデータを集積。あたかも人間が対応しているようにAIが回答してくれます。

 

しかし回答ができない質問や誤った回答もあるため、注意が必要です。なお基本は無料で利用できます。

情報は2021年9月までのもの

Chat GPTが持つ情報は、2021年9月までのものです。

 

リアルタイムの情報を更新したり、インターネットに接続して新しい情報を取得したりする能力はないため、最新の情報については対応できません。

拡張機能でリアルタイムの情報を取り込むことも可能

WebChatGPTとは、2023年3月23日に公表したChat GPTの拡張機能。

 

WebChatGPTの拡張機能を追加することで、検索エンジンの結果をChat GPTのプロンプトに反映させ、リアルタイムの情報を取り込むことができるようになります。

 

ただし引用されている参考文献自体の情報が間違っている可能性もあり、正しい回答が得られないこともあるので注意が必要です。

 

回答には参考文献のURLが付与され、クリックする事で引用先に飛ぶことも可能。参考文献をすぐに確認できます。

 

WebChatGPTの拡張機能を追加すると、Chat GPTの画面に「Web access」という表示が増え、その都度ON/OFFの切り替えることができます。

 

WebChatGPTをONにしてGoogle検索で補うことで、さらにChat GPTを上手に活用できるでしょう。

WebChatGPT

最適な回答を引き出すには

Chat GPTはあいまいな質問ではなく、明確な指示を出したほうが適切な回答を得やすいです。できるだけ具体的に入力しましょう。

わかりやすい文章にしてほしい

たとえば「Chat GPTとは」と尋ねたときと「Chat GPTについて全く知らない小学生に、Chat GPTのことを伝えるための文章を300文字程度で教えてください。」と尋ねたときの回答は以下のとおり。

 

「小学生にわかるように」「300文字程度で」などと付け加えると、完結にわかりやすく回答してくれます。しかし深く知ることができない可能性もあるので、自分に合った指示を出すことをおすすめします。

 

ほかにも「〇つ考えてください」「箇条書きで教えてください」など、具体的に指示することもできます。

小学生

特定の仕事などで活用したい

特定の仕事(職種や役職など)で活用する場合は、その仕事を入力してから質問をすると、求めている回答が得られやすいです。

 

たとえば「私はコピーライターをしています。過疎化に悩む村への移住を促すキャッチコピーを、違った雰囲気で10以上考えてください。なお都心部までのアクセスが悪く、山に囲まれた村です。」と入力したところ、Chat GPTの答えは次のようなものでした。

コピーライター2

指示の出し方はいろいろ

文章を入力するのが苦手な人もいるでしょう。しかし指示は文章で書かなくても大丈夫です。

 

たとえば書いてほしいことを羅列してもOK。

 

たとえば、昨日焼肉店に一緒に行った山田太郎さんへお礼のメールをしたいとき、「お礼のメールの文面作成、宛先:山田太郎、丁寧なメールにする、昨日焼肉ををご馳走になった、おいしかった、楽しかった、少しお酒を飲みすぎた、昨日が初対面、今度は自分がおすすめのおいしい天ぷら店に行こうと誘う、拝啓や敬具は不要」と入力すれば、Chat GPTはメールの文章を以下のように考えてくれました。

メール

まとめ

いかがでしたか。今回はChat GPT活用のコツを、ほんの少しだけ紹介しました。まだまだいろいろな使い方や活用法がありますので、ぜひ自分の使いやすい方法を見つけてください。

 

AIが将来的に私たちの生活や働き方を変えることは容易に想像できます。しかしそれが発展となるのか脅威なるのかは未知数。

 

Chat GPTは非常に便利ではありますが、私たち人間が自分で考えることも必要です。上手に活用して、ビジネスや生活に役立てていきたいですね。