2023年10月から変わることとは?

2023年09月30日

いよいよ明日2023年10月1日より、以前当ブログでも紹介した「インボイス制度」がスタート。もう準備はお済ですか?

 

インボイス制度のほかにも、2023年10月1日から変わることがいろいろあります。

 

今回のブログでは、どんなことが変更になるのかをチェックしますので、ぜひ参考にしてください。

インボイス1

インボイス制度スタート

当ブログでも以前ご紹介しましたが(https://www.kidoh-bt.co.jp/blog/invoice)、2023年10月1日より「インボイス制度」がスタート。

 

インボイスを発行するためには「適格請求書発行事業者」として登録申請が必要です。

 

「まだ登録を行っていない!」という事業者の方もいるかもしれません。そして「まだ免税事業者を継続するか、課税事業者になりインボイスに登録するかを決めかねている」という個人事業主もいるでしょう。

 

本日までにインボイス登録を済ませていない場合でも、2023年10月以降であってもインボイス制度に登録することも可能です。ただし登録番号の通知までに2週間~1ヶ月必要なため、「適格請求書発行事業者」の登録申請をするつもりであれば、できるだけ早めの登録を。

最低賃金の引上げ

毎年度、最低賃金は10月1日から順次改定されます。

 

今年度の引き上げ額は39~47円。全国平均で1004円で、初めて1000円を超えました。

 

各都道府県の最低賃金は以下のようになります。

賃金

ふるさと納税の制度変更

10月からふるさと納税の制度が厳格化されます。

 

たとえば、これまで費用に含めなくてよかった経費を、「募集に要する費用」に含めなくてはいけなくなったのです。

 

これにより同じ寄付金額の場合なら返礼品の量や質が減る、もしくは寄付金額が引き上げられる可能性が高くなります。

 

さらに、熟成肉や精米の返礼品は原材料が同じ都道府県産であることや、地元産の品は全体価格の70%以上であることなども追加項目となりました。

 

10月からは、返礼品が変わることが予想されます。

新型コロナウイルスに対する支援変更

これまで新型コロナウイルス治療薬の治療費は全額が公費でカバーされていました。

 

しかし10月からは患者の負担が増え、窓口負担は1割の場合患者は3000円を負担増、2割の場合は6000円増、3割負担だと9000円増となる計算です。

 

入院費は、高額療養費制度の自己負担限度額から原則1万円減額した額が自己負担の上限となります。

酒税法改正でビールなどのお酒の値段変更

酒税とは、品目ごとに異なる税率を定めたもの。酒税法改正により10月から税率が変わります。

 

ビール系飲料においては、ビール・発泡酒・第3のビールでそれぞれ酒税額が異なりましたが、10月からは、350mlあたりにかかる税率が54.25円に統一される予定。

 

これにより、ビールの値段は下がり、第三のビールは上がるでしょう。

まとめ

このほかにも、ペットボトル入り飲料やハムや菓子などの食品が値上がりしたり、「ステルスマーケティング(ステマ)」が景品表示法の規制対象になったり、中古車の販売価格の表示が諸費用も含めた「支払総額」になったりと、明日2023年10月1日からいろいろなことが変更になります。

 

自分に関係のあることもたくさんあると思いますので、ぜひ確認しておきましょう。